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休診日:土曜日午後、日曜日、祝日
現代では、歯並びが悪くなる根本的な原因は、遺伝ではなく、口腔習癖と呼ばれる口の間違った使い方、癖によるものです。よく挙げられるお口の悪い癖には「口呼吸(お口ポカン)」「異常嚥下」「舌癖」「指しゃぶり」などがあります。
そして、現在の子どもの8割以上は歯並びが悪くなる原因となるお口の癖を持っていると言われています。
MFT(口腔筋機能療法)とは、歯並びが悪くなる原因となるお口の悪い癖を改善し、お口の正しい機能を獲得するための訓練法です。つまり、歯並びに関係している舌、唇、頬などのトレーニングを行い、正常な環境に整えることです。
当院では、舌のトレーニングや飲み込みのトレーニングを、お子様一人ひとりの状態や年齢に合わせて指導をしています。
上唇や舌には、「小帯(しょうたい)」と呼ばれる組織が存在しています。歯茎などの口腔粘膜に結合する紐のようなもので、これが極端に短い場合を「上唇小帯短縮症」「舌小帯短縮症」と呼びます。それぞれ以下に挙げるような症状が認められることがあります。
・前歯の間に小帯が入り込むことで“すきっ歯”になる
・口呼吸になり口腔内が乾燥する
・上唇からの圧力がなくなり前歯が前方に突出する
・小帯に歯ブラシが当たるため歯磨きを嫌がる
・授乳の際に痛みを感じる
・授乳の際の乳房への吸いつきが浅い
・哺乳量が不足するため体重が標準よりも少ない
・サ行、タ行、ラ行の発音が不明瞭になる
・上顎の発育が遅れる(舌が低い位置に固定されるため)
小帯の付着異常に対しては、外科的な切除で対応します。術野に麻酔をかけて、小帯を切開します。手術は数分で終わります。入院の必要もありません。お気軽にご相談ください。
お子さまの唇の筋力アップのトレーニングには、「パナシールド」がおすすめです。このパナシールドの装置をお口に入れた際に唇が閉じない場合はトレーニングが必要です。
実施方法は、パナシールドを入れて口を閉じるように唇を動かすことでトレーニングとなります。
お子さまの噛む力をトレーニングにするには、「パナリング」がおすすめです。チューブ状の口腔トレーニング装置を噛むことで、歯や顎に適切な力が加わります。その結果、口腔周囲の発育に良い効果をもたらします。歯並びの安定にもつながります。
お口周りの筋力が弱いことで口呼吸になっている場合は、「とじろーくん」がおすすめです。おしゃぶりのような形をした装置を唇に挟み、ハムハムすることで口輪筋を鍛えることができます。「あげろーくん」は舌の筋肉をトレーニングできる装置です。これらを使用することで、口腔周囲の筋肉が発達し、歯や顎の発育に良い影響をもたらします。
指しゃぶりが習慣化していると、前歯が前方へと傾いていきます。その結果、出っ歯である上顎前突を引き起こします。
出っ歯のように、歯列の一部が乱れると、全体のかみ合わせも悪くなります。異常なかみ合わせは、歯や顎に過剰な負担を与えるだけでなく、それらの発育にまで悪い影響をもたらします。
指しゃぶりによって出っ歯や開咬(かいこう)になると、口呼吸が誘発されます。口での呼吸は口腔内を乾燥させ、細菌が繁殖しやすい環境をもたらします。また、お口周りの筋肉が弛緩し、さらなる歯並びの悪化や顎骨の劣成長を引き起こします。
4~5歳になっても指しゃぶりをしている場合は、何らかの方法でやめさせるのが望ましいです。まずは親御さまが指しゃぶりの悪い影響について説明し、自発的にやめるよう促しましょう。それでも難しい場合は、当院までご相談ください。指しゃぶりを解消する方法をご提案します。
子どもの矯正治療は、「顎の骨の発育をコントロールする」ことが主な目的です。具体的には「床矯正」と呼ばれる方法で、顎の骨の幅を広げるなどの処置を施します。
床矯正とは、取り外しができる入れ歯のような装置です。プラスチック製のプレートと金属製のワイヤーやスクリューなどによって構成されています。顎の骨の幅が狭くて、将来、出っ歯や乱ぐい歯が予見される際に使用します。顎の骨が拡大され、歯がきれいに並ぶスペースを確保することが可能となります。その他、マウスピースのような形をした装置で、上下の顎の位置関係やかみ合わせを改善する方法もあります。
床矯正は、以下の流れで進行します。
当院の5歳頃の子どもの矯正は、シリコンのような素材のマウスピースの矯正装置と一緒にお口の正しい使い方を身に着けるトレーニング(MFT)を行います。これによって、歯並びが悪くなることを予防できたり、正しい歯の萌出を促すことが出来ます。さらに健康やお顔立ちなどへの良い影響がたくさんあります。
プレオルソは、5歳から9歳くらいまでの子どもを対象としたマウスピース式矯正装置です。プレオルソの特徴は、大人の矯正治療で使用するワイヤー矯正や透明なマウスピース矯正のように「歯を直接動かす」のではなく、歯並びを悪くしている原因である口腔習癖、口腔周囲筋の使い方を改善することで「間接的に歯並びを改善」していくことです。
子どもの歯は、唇・頬・舌から掛かる力で移動をしていきます。プレオルソは、この力をコントロールできるお口の状態にするための装置で、毎日日中1時間と夜寝るときに装着をしていただきます。
プレオルソは、以下の流れで進行します。
Q:子どものときから歯並び矯正をする必要はありますでしょうか?
A:矯正治療は、子どもの頃から始めた方が効率良く歯並びを整えられます。ケースによっては、子どものときから矯正しなければ、改善が見込めない歯並びの異常もあります。
Q:矯正治療は何歳から始めたらよいのでしょうか?
A:一般的には、大人の歯が生え始める6歳くらいから開始します。受け口のような骨格的な異常に大きく左右される歯並びは、4~5歳で始めることも多々あります。矯正治療の開始時期は、あくまでケースバイケースといえます。ですので、気になりましたら、そのタイミングで一度ご相談ください。
Q:矯正治療にかかる費用の平均額や相場はどのくらいでしょうか?
A:成人矯正は、100万円前後の費用がかかります。小児矯正を行うことで、治療にかかる費用は大きく減少します。小児矯正は30万円前後の費用がかかりますが、当院では多くのお子様に治療を受けていただけるよう価格を大きく落として提供させていただいております(8万円~)。また、まずは無料で矯正相談を実施しておりますので、お気軽にご相談ください。
Q:矯正治療は大人になってからでもできますでしょうか?
A:歯並びを細かく整える歯列矯正は、大人になってからでも受けられます。ただし、顎骨の発育をコントロールする小児矯正は、子どもでなければ受けられません。また、費用も倍以上変わってくるため、早い治療をお勧めいたします。
Q:矯正治療に痛みはありますでしょうか?
A:歯を動かしたり、顎の骨の幅を広げたりする際には、痛みを伴うことがあります。ただし、我慢できないほどの痛みが生じるのは極めて稀です。
Q:食事や生活など制限されることはありますでしょうか?
A:子どもの矯正治療で用いられる床矯正やマウスピース矯正は、取り外し式の矯正装置です。食事に制限が加わることはほとんどありません。装着時間は守る必要があります。
Q:歯が変なところから生えてきたのですがどうすれば良いでしょうか?
A:何らかの異常が疑われますので、一度当院までお越しください。精密に検査した上で、最善といえる治療法をご提案します。場合によっては特別な処置が不要なこともあります。
Q:他院でもう少し様子を見ましょうと言われたのですが、それでよいのでしょうか?
A:不安がある場合は、セカンドオピニオンを求めるのも一つの選択肢です。当院までご相談いただければ、改めてお口の中の状態をお調べします。
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